コンパニオンバードの病気百科

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これは今年三月に発刊された本で、
このブログを読んでくださっている方なら
とっくにご存じかと思いますが、あえてレビューを書いてみます。

まず、対象が一般の飼い主であることがポイント。
今までにも鳥の医学書って何冊か出ていましたが、まさにプロ 獣医師や看護士向けといった内容とお値段で、獣医学の知識がないと、買うに買えず...といった本でしたね。

それはそれで素晴らしいのですが、飼い鳥の病気はまず予防が一番という面もあり。
どんなに経験と知識の豊富な鳥専門の獣医師がいても、飼い主に知識がなければ連れてきてももうすごく悪くなっていた...。なんてこともあるのです。
鳥にはなにが危険でなにを与えるのがいいのか?
思いもよらないものが危なかったりします。
この本にはそれらが書いてあります。
ただし飼育書のようにまとめて書かれていないので、一度は全部読んでみるといいと思います。

バッグの中、テーブルの上、いつでも読めるところにおいておき、ひまならパラパラとめくって、頭に入れておきたい内容が満載です。

3,200円と本として考えれば少し高いのですが、著者の小嶋篤史先生もいう通り、かなりお値打ちなんだそうです。ほかの出版社から出したらもっとお値段アップとか。

これは私としては鳥を飼う全ての人に読んで欲しいと思う。
病気に苦しむ鳥が一羽でもいなくなって欲しい。
が、先日も、超低体重の幼い鳥さんの話を聞き、どうか元気に育って欲しいと願っていたものの、必死の看護の甲斐なく亡くなったと聞き本当に残念です。

鳥なんか安いんだから、死んだらまた買えばいい。病院に連れて行く方が高いから連れていかない。という人と、
正しい知識を持ち、適正な飼養管理をしている人。
もちろんこういう風にきっぱり二分できる訳ではないけれど、そんな傾向はあるかなと。

鳥を始め、生き物は使い捨ての道具ではないし、飼う以上は健康管理をして行くべきだと思う。

この隔たりをなくすのは無理でも、どうにか小さくしていけないかな?パラレルワールドのまんまなの?
そんなところに一石を投じてくれそうな本ですよ。

オススメなので是非読んでください。

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